座り方や歩き方にはいろいろありますが

骨盤がゆがむと、下半身に大きな影響が出ます。
しかし、逆に言えば、ゆがみは下半身に原因があることが多いのです。
座り方や歩き方にはいろいろありますが、その中でも特に気をつけたいのが靴選びです。
自分の足のサイズを知っていて、それに合わせた靴選びをする人は多い。
しかし、サイズばかりに気をとられている方も少なくありません。
また、長い間、自分の足のサイズを測っていない方もいらっしゃるでしょう。
そのような方は、現在の正しいサイズを測ってもらうのがよいでしょう。
ここでは、正しい靴の選び方のコツをご紹介します。
まず、靴はつま先に1cm程度のゆとりがあるものを選びましょう。
窮屈な靴は、歩き方がおかしくなる原因ともなります。
靴の中にはつま先が小さく締まっているものもありますが、実際に履いてみるとつま先が軽く動かせるような靴を選ぶとよいでしょう。
また、ヒールの高い靴を履く女性も注意が必要です。
ヒールが高いと、転ばないようにと足を曲げて歩いてしまいがちです。
しかし、この歩き方は腰に負担をかけるだけでなく、骨盤のゆがみにもつながってしまいます。
数時間程度の歩行であれば大きな問題にはなりませんが、骨盤のゆがみを改善したいのであれば、ヒールの高い靴を長時間履くことは避けたほうがよいでしょう。
また、かかとがすり減った靴を履き続けるのも避けたほうがよいでしょう。
これもバランスを崩す原因のひとつなので、定期的に新しい靴を購入するようにしましょう。
時々、歩き方がおかしい人を見かけることがありますが、これは骨盤のゆがみが関係している可能性があります。
これは足の付け根にある部分なので、ここが歪んでいると足の出し方も変わってきます。
なかなか人から指摘されることはないので、自分が変な歩き方をしていないかチェックしてみてはいかがでしょうか。
大きな鏡やガラスがあるお店の横を歩くとチェックできますよ。
チェックするポイントは2つあります。
ひとつは、正面から見たときに体が左右に揺れていないかどうか。
もうひとつは、横から見たときに体が左右に揺れないかどうかです。
歩いていてよく人にぶつかるという方は、体が左右に揺れながら歩いている可能性があります。
体の軸がずれているため、気づかないうちに体を左右に揺らしながら歩いていることになります。
改善のためには、股関節を柔らかくして、骨盤のゆがみを強制することが必要です。
お尻を引いた猫背の姿勢で歩いている方は、大腰筋という筋肉の衰えが原因かもしれません。
大腰筋を鍛えるには、一直線に歩くトレーニングや、大股で早歩きするトレーニングが有効です。
骨盤が歪んでいて変な歩き方になってしまう人は、背筋を伸ばすことを意識して腰回りの筋肉を鍛えましょう。
また、ゆったりとした歩き方の人は、筋肉が衰えやすいので、正しい歩き方ができるように注意が必要です。